錦織圭3回戦はドミニク・ティエムにストレート勝ち

錦織圭3回戦はドミニク・ティエムにストレート勝ちでした。
ATPウィーン、第一シードのティエムに6-3、6-1と安定したプレイで勝ちました。
錦織圭選手は、とてもリラックスしていたように見えました。
第一セット前半はティエムにブレイクチャンスやフォーティーを与えつつも、力むことなく5-0まで進みます。
ここでティエムが対応して3連取し5-3となり、0-40まで追い上げられますが、そこも粘ります。
ロングラリーでは鋭いワイドのバックサイドのショットに素早く返球し、相手のミスを待ちます。デュースまで戻して得意のバックハンドのストレートでキープし第一セットを取ります。
第二セットもティエムのサーブは速くて鋭いのですが、体勢を崩しながらも錦織圭選手は返球します。相手のサーブがどんなに素晴らしくても、ミスをしないで返すということが本当に大事だと思えます。錦織圭選手は球種とコースを狙ってリターンを打ちティエムのミスを待ちます。
ティエムは地元なので会場の応援はほぼティエムです。
途中、錦織圭選手のサーブ時に会場がティエムを応援する手拍子をしますが、錦織圭選手は落ち着いてモーションを止め静まるのを待ちます。すると手拍子も止み、サーブが再開されます。
これはほんの数秒のことだったのですが、こういう流れは非常に大事だと思います。
場の雰囲気を動かす、これは錦織圭選手が積極的にはやらなかったことだと思うのです。
ジョコビッチやフェデラーはこれをやります。
フェデラーは観客が勝手に着いて行く印象がありますが、ジョコビッチは盛り上げたり煽ったりと観客を惹きつけるのが上手いですよね。
今回、錦織圭選手は態度で観客に伝えた訳ですよね。無理にショットへと急がなかった。落ち着いていました。ますます進化しているようです。
ベスト4進出です!
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