安田純平さん解放!

安田純平さん(産経新聞より)

シリアで行方不明になって3年以上経過していた安田純平さんが無事解放されました!本当に良かったですよね。

安田純平さんの武装勢力による拘束は今回で2回目だったんですね。

今回も無事でご家族はさぞ安心したことでしょう。

2004年にバグダットで武装勢力による拘束と日本政府による解放を経験している安田純平さんですが、今回は解放までが長かったです。

2015年6月に安田純平さんが拘束され、同9月にはカタールの救援リストに安田純平さんの名前が入っていたようなので、そこからの好機を得るまでが難しかったのでしょうね。

安田純平さん拘束以降、日本からカタール往訪は

2015年10月 岸田外務大臣
2016年9月 薗浦外務副大臣
2017年8月 薗浦総理大臣補佐官
2017年9月 河野外務大臣
2017年11月 佐藤外務副大臣
2018年2月 松山内閣府特命担当大臣
2018年5月 伊藤環境副大臣

出典 外務省https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/quatar/data.html#section6

3年間で7回です。

 

今回、トルコを支えたカタール政府の存在が無くてはならないものでした。

石油・天然ガスで潤沢な財政資金があるとはいえ、やはり他国への救援にはメリットだけでなくデメリットもあるでしょう。そこを踏み切って、一貫した姿勢(トルコに寄り添う)を取ったカタールには感謝したいですね。

そして、日本の為に動いてくれたトルコにも、同じく大きな感謝を伝えたいです。トルコは1890年のエルトゥールル号遭難事件を憶えていてくれたのでしょうか。ありがたいことです。

 

拘束前、安田純平さんはtwitterで

「(日本政府のことを)世界でも稀なチキン(弱虫)」

「(安田純平さんが危険な地域に入る前に)パスポート取り上げたり行かせないようにする日本政府を『自己責任なのだから口や手を出すな』と徹底批判しないといかん」

と日本政府へ批判的な書き込みも多かったようです。

やはりジャーナリストとして批判精神は大事なのでしょう。

日本政府もそれは別問題として、解放へ向けて多方面へ働き掛けをしていたのでしょう。

民主主義国家で良かった。

 

ちなみに安田純平さんが解放の瞬間に思ったことは

「カメラや取材道具を取り上げられたままだった」ことに対して、ご立腹のようでした。

文字通り命懸けで取材をしていたんですから、それは許せない仕打ちですよね。

安田純平さんの順調な回復と、これからのご活躍を応援したいですね。

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