サグラダ・ファミリアが違法建築?!

 

スペインバルセロナにある世界遺産の「サグラダ・ファミリア」(聖家族教会)といえば、136年もの間建設が続けられている芸術的な建築物ですよね。
アントニオ・ガウディの死後100年にあたる2026年に完成予定というのですから、なんとも気の長い話です。

その「サグラダ・ファミリア」が、許可を取らずに建設していたことが判り、教会側と市役所でようやく折り合いがつき、建築許可が下りたようです。

建設当時はサン・マルティー地区は独立した町だったため、『サン・マルティーから許可を取っていたので問題ない』と教会側は主張。これは頷けますよね。

しかしその数年後にバルセロナ市に吸収合併されたので、バルセロナ市側は『改めて許可が必要である』と主張、そういうものでしょうかね。

これに対し教会側は、『今まで100年以上、誰もそんなことを言ってこなかった』と正当性を疑問視し両者は対立していました。
うーん、何も言わずに放置し続けた市の責任は大きそうですが…?

協議の結果、教会側がバルセロナ市3,600万ユーロ支払うことで決着がついたようです。
2018年10月、1ユーロは133円~129円なので、130円で計算すると、46億8千万円です…。
なにこの金額!

市側としては、『大量の観光客を受け入れるためのインフラ整備に使う』と示しているので、倹約しつつその通りに実行して欲しいですね。

驚きましたが、サグラダ・ファミリアが無事に建設を続けられるようで、一安心でした~。

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